フリーランスを目指す人にとってのIT業界

フリーランスとは、企業や事務所等に属さずに独立した個人として起業し、その才覚を発揮することによって仕事として成立させるものである。
ジャーナリストや画家、小説家、タレントなど様々な形で体現してきた人たちがいるが、近年ではトレンドの業界であるITにおいて、フリーランスを目指す人が増えてきている。

これはアメリカ西海岸を発端としたベンチャー企業の隆盛によって、小さい規模からでも十分に成功しうる要素がIT業界にはあるということが広められたからであり、アメリカンドリームを目指して独立する人が出てくるきっかけとなっている。

一方、IT業界の大企業においても、新製品や新技術の開発に追われている状況が続いており、エンジニアやプログラマの需要が高い。
その中でも、費用の削減の観点も考えなければならないところがあり、社内で処理しきれない仕事を外注するということが増えてきた。

こういったニーズとフリーエンジニアやフリープログラマの人気の上昇が重なることによって、個人で事業を展開する道が切り開けてきているのである。
その影響により、下請けの仕事を好んで行う人も出てきており、そういった仕事をうまく集めていくことによって自分なりに設計した仕事のプランをもって生活を組み立てている。
こういった自由をもてるのがフリーランスのメリットであり、企業に拘束されて仕事をしていくことを好まない人にはとても良い選択肢となっているのである。