フリーランスという言葉の響きは格好いいものですが、実際になってみると悩みはつきませんし、フリーランスへの転向を考えている方が、二の足を踏んでしまう原因にもなっていることでしょう。

一つ目は、収入が不安定であるということ。受託は案件（仕事）単位で行うため、常に次の仕事を探す必要があり、また、もしも不慮の事故で怪我をしてしまった場合、一切の収入が入らないことになってしまいます。企業に勤めていれば、限度はありますが、一～二か月程度の休職を認めてくれることもありますが、個人ではそのようなことは一切ありません。

二つ目は、何事につけても自立しなければならないということ。企業であれば顧客や上司、先輩、チームメンバなどが多々いて、色々な指摘をして貰えます。また、納品物や作業のダブルチェックなどもお願いできますが、個人の場合、全て一人で責任をもって取り組まなければなりません。ちょっと面倒だからさぼってしまおう、などと堕落してしまうと、収入も何も得られずに時間だけが過ぎ去ってしまいます。
冬になると青色申告が大変、という話もよく聞きます。なるべく損をしないよう、各々が工夫をしているようです。

しかし、クラウドソーシングなど、登録型のマッチングサイトが成長しつつある今、昔のようにたった一人で飛び込み営業をしたり、人脈を活用したり、といった地道な仕事探しが必須ではなくなりました。今月は何件受注できるようにする、という明確な目標も立てやすくなっています。自分のライフスタイルや将来のことを考えて、フリーランスという選択肢は、極端にリスクばかりとは言えません。

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